https://eprint.iacr.org/2021/583.pdf
https://eprint.iacr.org/2021/1472.pdf
よく分かってないけどそのうちCTFに出るでしょ
Abstract
entropoidと呼ばれるDLPベースの耐量子暗号が提案されていた。これは分配多元環(non associative algebraic structure)上の冪乗演算である
この論文ではentropoid上のDLPを有限体上のDLPに帰着することで多項式時間に落とす
元論文では128bitのセキュリティパラメータを提案していたが、それはラップトップで10分以内に解けるようになる
ちなみに元論文というのはこれ
Introduction
元論文では分配多元環上の二項演算を定義していたが、十分に強い(alternative?)結合法則を用いて指数を減らすようなmapを定義できる。
entropoidは というquasigroupであり、について次の疑似結合法則(? pseudo-associativity law)を満たす(これが成立するときentropicという)
quasi groupというのは集合
と
という演算によって定義される構造で、
について、
をみたす
が一意に定まる
このとき
は
と言って
と表すし、
は
といって
と表す
ここでという射を用意する。という感じで回繰り返す冪演算(ここで結合則が成り立つことを仮定していないので、left-to-rightな演算とright-to-leftなは区別される)
このとき次が成り立つ(というか後者は定義される)
ここから が成り立つらしい。これは entropic なquasi groupで成り立つとか
この性質からDiffie-Hellmanschemeを構築できそう。
さて、entropicなgroupoid(亜群)を構成していく。というか天下り的に与える
- とする。つまり は という感じ
このとき、演算を次の要件を満たすように定義する
は entropic
は non linear
は非交換的( non-commutative )
は非結合的 non-associative
のとき、適切にを選んで、次のような演算がこれを満たしうる
実際に満たす演算として、次のようなものがある
このとき
更に 演算も定義できる(それぞれadditiveな演算、そのinverse)
ちなみに、 のときにこのようになる演算を見つけられうか、というのはopen problemになっている
Hard Problems in Entropoid Based Cryptography
Discrete Entropoid Logarithm Problem (DELP)
- が与えられたときに となる を求める問題
Computational Entropoid Diffie-Hellman Problem (CEDHP)
想像の通りのやつです。Desicionalも同様wee
ここで実装を確認。https://eprint.iacr.org/2021/469.pdf のappendix C